非常時の対応にこそ、塗装会社の本音と実力が表れる。
越谷市の長持ち外壁塗装専門店、株式会社ワイエス塗装リフォームです。お読み頂きありがとうございます。
現在、中東情勢の影響(ナフサショック)により、希釈用シンナーだけでなく、塗料・シンナー・コーキング材など、塗装資材の調達が不安定になっております。そのため、外壁塗装工事も、これまで通りの段取りや納期で進められるとは限らない状況になっています。
外壁塗装の依頼先を選ぶにあたっては資格や実績も大切ですが、こうした非常時には資格や実績だけでは見えない「会社の姿勢」も重要な注目ポイントになるのではないでしょうか。
- 材料が入りづらい中で、無理に工事を進めようとするのか。
- 施工品質を守るために、工期や段取りを見直すのか。
平常時には見えにくい塗装会社の本音や実力は、こうした非常時にこそ表れると考えます。
当記事では、ナフサショックによる塗装資材の調達不安定化の最中において、誠実な塗装会社を見極めるためのポイントを解説してみたいと思います。
ナフサショックのような非常時に信頼できる塗装会社かどうかを見極める上で、まず注目していただきたいのは…
資材不足の状況を予めホームページなどでアナウンスしているか
です。当記事の執筆時点において、ナフサショックにより「シンナー・塗料・コーキング材」など、一部の塗装資材の調達が不安定になる動きが出ています。こうした状況は、塗装会社だけで解決できる問題ではありません。だからこそ、お客様から問い合わせを受けてから説明するのではなく、事前に状況を知らせているかどうかが大切ではないかと考えます。
これはお客様の不安を煽る為ではございません。しかし、工期や材料選びに影響が出る可能性があるのであれば、その事について早めにお伝えしておくことは、お客様を守る為の対応として当然ではないでしょうか。
ホームページやお知らせ欄で現状を説明している会社は…
- 今、何が起きているのか
- 工事にどのような影響が考えられるのか
- その上で自社はどう対応するのか
を、あらかじめ共有しようとしている会社だと言えます。
逆に業界全体で影響が出ているにも関わらず全くこの件について情報発信が無い塗装会社は、「とりあえず黙って問い合わせを受けておいて、資材不足の事は訪問時に話せば良い」と考えているのか、又は「今の状況にどう対応すれば良いのか答えを見出せていない」かのどちらかでしょう。
非常時には、普段以上に情報の出し方に会社の姿勢が表れます。資材不足の状況を予め伝えているかどうかは、その会社が本当にお客様目線で動いているかを判断する1つの目安になると当社は考えます。
塗装資材の調達が不安定になっている今、外壁塗装工事においても材料の入荷状況によっては工事の開始時期や完了時期に遅れが生じる可能性があります。
こうした状況の中で大切なのは…
塗装会社が工期遅延の可能性を事前に伝えているか
です。
外壁塗装は、足場の設置・近隣へのあいさつ・職人の手配・天候との兼ね合いなど、複数の段取りで成り立っています。そこに資材の入荷遅れが重なりますと、予定していた日程をそのまま守れないケースも出てきます。
もちろん、お客様としては「できるだけ予定通りに進めてほしい」と思うのが当然です。しかし、現時点で資材調達に不安定さが出ている以上、「必ず予定通り終わります」「いつも通り問題ありません」と簡単に言い切る会社には注意が必要かと考えます。
信頼できる塗装会社は、遅れる可能性を隠さず伝えた上で、どの段階で影響が出やすいのか、どのように段取りを調整するのかを説明するはずです。今選ぶべきなのは、現実に起きているリスクを伝え、その上でお客様への影響をできるだけ小さくしようとする塗装会社ではないでしょうか。
現在のように塗装資材の調達が不安定な状況では、当初予定していた塗料・コーキング材などが、予定通りに手配できない場合があります。そのため、工事内容によっては、別の材料への変更を検討する場面も実際に出てきております。
ここで大切なのは「代わりの材料があるかどうか」ではありません。
その材料に変更しても、施工品質を下げずに工事できるのか?
という基準で代替え材料を選ぶ塗装会社なのかどうかです。
代替材料を使うこと自体は悪くない
まず知っておいて頂きたいのは、代替材料を使うこと自体が悪いわけではないということです。
同等の性能を持つ材料や、使用する箇所に適した材料であれば、代替品でも問題なく施工できます。メーカーや商品名が変わったとしても、下地との相性・耐候性・防水性・密着性などを確認した上で選ばれているなら、必ずしも不安に思う必要はありません。
ただし「手に入る材料なら何でもいい」は危険
一方で、「今すぐ手に入るから」「似たような材料だから」という理由だけで材料を変更する塗装会社には注意が必要です。
塗装工事では、材料の選び方が仕上がりや耐久性に大きく関わります。手配しやすさだけを優先して、本来必要な性能を満たしていない材料を使ってしまえば、後々の不具合に繋がってしまうのです。「予定していた材料と比べて性能面で問題は無いのか?」ここを確認した上で代替え材料を選定する塗装会社が誠実と言えるでしょう。
屋根や付帯部などに不適切な材料を使わない
特に注意したいのが、屋根や付帯部などへの塗料選びです。
屋根は外壁以上に紫外線や雨風の影響を受けやすく、付帯部も素材によって適した塗料が異なります。本来は溶剤系の材料が適している箇所に「手配しやすいから」という理由だけで水性塗料を使うなど、使用箇所に合わない材料変更は避けるべきなのは塗装会社であれば誰もが知っていることです。お客様には分かりにくい部分だからこそ、塗装会社側の判断力と誠実さが問われます。
これらの方針を明言している塗装会社は信頼に値する
資材調達が不安定な今、見るべきなのは「工事できます」という言葉だけではありません。
代替材料を使う場合の考え方や、施工品質を下げない方針を明確にしているかどうかです。ホームページや打ち合わせの中で、こうした方針をキチンと伝えている会社は、お客様に対して誠実だと考えます。非常時に信頼できる塗装会社とは、どのような状況でも、お客様の家を守るために、守るべき施工品質を守ろうとする会社ではないでしょうか。
現在の様に塗装資材の調達が不安定な状況では、無理に工事を進めることが、必ずしもお客様の為になるとは限りません。
- 材料が予定通りに入らない
- 希望していた塗料が手配できない
- 施工品質を守れる代替材料がすぐに調達できない
このような場合には、工事の時期を見直す判断が必要になることもあります。ここで注目していただきたいのは…
塗装会社が必要なら工事を見送る方針を示しているか
です。
塗装会社にとって、工事を見送る提案は簡単ではありません。せっかくいただいたお問い合わせやご契約の機会を、自ら先送りにすることになるからです。しかし、本当にお客様の家を守ることを優先している会社であれば、無理に工事を進めることはしません。材料や工程に不安があるまま施工すれば、仕上がりや耐久性に影響が出る可能性があるからです。「そんな塗装ならしない方がマシ」とさえ当社は考えているほどです。
もちろん、すべての工事を見送るべきという意味ではありません。
外壁や屋根の劣化状況によっては、早めの対応が必要な場合もあります。大切なのは、家の状態・材料の手配状況・工事時期のリスクを総合的に見て「今進めるべきか」「少し待つべきか」を判断してくれるかどうかです。
資材不足の影響が出ている今、「できます!塗れます!塗りましょう!」と積極的に工事を勧めてくる塗装会社には注意が必要です。本当に信頼できる塗装会社であれば、場合によっては「今は無理に進めない方が良いです」と言ってくるはずです。目先の受注よりも、お客様の家を長く守ることを優先しようとするか。そこに、塗装会社の本当の姿勢が表れるのではないでしょうか。
現在のように塗装資材の調達が不安定な状況では、材料が入りづらくなるだけでなく、価格が変動も避けて通れません。塗料・シンナー・コーキング材などの価格上昇は、外壁塗装工事の見積りや契約内容にも影響が出ます。
そこで注目していただきたいのは塗装会社が…
価格変動への対応方針を事前に示しているか?
- 見積り提出後に材料価格が上がった場合はどうなるのか
- 契約後に材料価格が上がった場合はどうなるのか
- ある程度までは塗装会社側で飲み込んでくれるのか
- どの程度の価格上昇があった場合に要相談となるのか
などなど、こうした方針(線引き)を予め示している塗装会社は、お客様に対して誠実であると考えます。これらが曖昧なままですと、お客様は不安になりますよね。「工事直前になって金額が変わるのではないか」「完了後に追加費用を請求されるのではないか」と疑心暗鬼になってしまわれるかもしれません。
もちろん、資材価格の上昇そのものは、塗装会社がコントロールできるものではありません。だからこそ大切なのは、価格が動く可能性を隠さず、「どのような場合に金額へ影響が出るのか」を予め説明してくれる塗装会社が安心ですよね。
信頼できる塗装会社は都合の悪い可能性も含めて説明する
資材不足と価格高騰が現実に起きている今、「価格が変わる可能性に対して、どれだけ透明性のある対応をしているか」が、誠実な塗装会社を見極めるポイントになるのではないでしょうか。
現在のように塗装資材の調達が不安定な状況では、これまで通りの段取りでは工事に支障が出る可能性があります。特に塗料は、色が決まってから発注するため、色決めが遅れると、その分だけ材料の手配も遅れてしまいます。
そのため、信頼できる塗装会社がどうかを見極める上では…
色決めや発注のタイミングを早めるなど、実際に段取りを変えているかも大切な注目ポイント
です。資材不足の影響が出ている中で、平常時と同じ感覚で進めてしまいますと…
- 工事直前になって材料が揃わない
- 足場を建てた後に塗料が届かない
といった問題が起こる可能性があります。
そうなれば、お客様の生活にも近隣への配慮にも影響が出てしまいます。大切なのは、「資材が入らなくて…」と言うだけでなく、その状況に合わせて進め方を変えているかどうかを見てください。
たとえば…
- 通常より早めの色決め
- 材料の在庫や納期を確認してから工程を組む
- 資材を早めに発注
こうした対応は、一見すると地味ですが、工事を途中で止めない為にはとても重要です。
非常時に信頼できる塗装会社は、現実に起きている調達不安に合わせて、打ち合わせ・発注・工程管理の流れを見直しているはずです。段取りを変えているかどうかは、その会社が本当にリスクを減らそうとしているかを判断する目安になると考えます。
現在のように塗装資材の調達が不安定な状況では、足場を建てるタイミングにも注意が必要です。
平常時は足場を建ててから資材を発注しても数日で入荷するので充分に間に合っていましたが、今は発注から届くまでに2週間〜1ヶ月という状況です。モノによってはメーカーさんや問屋さんから「納期延期」「納期未定」「出荷停止」と言われてしまう事さえあります。にも関わらず、必要な塗料・シンナー・コーキング材などが揃わないまま足場を建ててしまうと、現場が止まってしまいます。問題は止まるだけでは済まず、その間も足場はそのまま残り続けるということ。これは…
足場の設置期間が伸びるとその日数分の足場代金が余計にかかる
という事を意味します。そうなると、その追加費用を誰が負担するのかという問題が起きてしまいます。また…
お客様にとっても足場が長く架かったままになるのは大きな負担
窓が開けづらい、洗濯物を干しにくい、防犯面が気になる、近隣への印象が気になる、など、生活上の不便も増えてしまいます。
そのため、信頼できる塗装会社かどうかを見る上では…
材料が揃ってから足場を建てる流れにしているかが最重要ポイントです
材料を全て確保してから足場を建てれば、材料待ちで現場が止まるリスクはゼロにできます。その分だけ着工は後ろ倒しになってしまいますが、これは無用な追加費用のトラブルを避ける為でもあり、お客様の生活への負担をできるだけ小さくする為の対応です。
資材不足の影響が出ている今見るべきなのは、現場が止まらないように、足場を建てるタイミングまで見直しているか。そこに、塗装会社の実務力とお客様への配慮が表れると考えます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
現在のように塗装資材の調達が不安定な状況では、「大丈夫です」「通常通りできます」という言葉だけでは、本当にお客様に安心して頂けるとは思えません。
大切なのは「大丈夫!」の言葉ではなく実際のリスク対応
- 資材不足の状況を事前に知らせているか
- 工期遅延の可能性を予め伝えているか
- 代替材料を使う場合の判断基準を持っているか
- 必要なら工事を見送る判断ができるか
- 価格変動への対応方針を示しているか
- 色決めや発注、足場を建てるタイミングまで見直しているか
こうした対応は、どれも派手なものではありません。
しかし、現場が止まる、追加費用が発生する、施工品質が下がるといったリスクを減らす為には、とても重要なことです。そしてこれらの対応は現在、当社が取らせて頂いている対応でもあります。場合によっては更なる追加対応が必要になるかもしれません。
非常時に信頼できる塗装会社とは、不安を隠すのではなく、現実に起きているリスクをお客様に開示し、そのリスクを少しでも小さくするために具体的な行動を取っている会社であると考えます。皆様におかれましてはこの時期に塗装会社を選ぶ際は、具体的にどのような危機管理対応をしているかに注目されてみてください。
ただし、現在の状況は塗装会社にとっても大きな負担となっております。 材料の手配、工程の調整、価格変動への対応など、平常時には無い難しさが増えているのも事実です。だからこそ、お客様を守るために誠実な対応をしている会社ほど、苦しい判断を迫られている面もございます。 私たちとしても、1日も早く塗装資材の調達が平常化し、安心して工事を進められる状況に戻ることを願っています。
2026年5月22日(金) 株式会社ワイエス塗装リフォーム 板垣 佑輔
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